今回は僕の育児休暇についての経験をお伝えしていきます。
本記事では、僕が育児休暇を取得しようと思った理由や育児休暇を取得してよかったと思うことなどを記載しました。
パパはもちろん、ママも皆さんにもこの記事をご覧いただき、ぜひそれぞれのご家庭で育休について前向きに検討していただく材料になれば嬉しいなと思います!
育児休暇の取得について
育児休暇を取得しようと思った理由
僕が育児休暇を取得しようと思った理由は2つあります。
① 子供が生まれたら育児休暇を取得するものだと考えていた
これは大変恵まれた話ではあるのですが、僕の周りの多くの人が育児休暇を取得していました。なので、極端に言うと子供ができる前から、自分自身も勝手に「子供が生まれる=育児休暇を取る」という流れは当然のことであると捉えていましたし、子供ができてからも、取得する意味などをあまり深く考えることなく「当然、育休を取得する」と考えていました。
② ワンオペ育児には限界があると思い、サポートしてあげるべきだと思った。
育児休暇を取る意味を深く考えた時、やはり取るべきだと思ったのですが、その理由は「出産後の母体はダメージが大きく、体が回復するまで1か月以上はかかる」と聞いていたため、その状態のママが子育て、自身のケア、家事を遂行していくのは不可能だと考えたためです。もちろん、「実家のご両親に頼る」という選択肢もありましたが、我が家は僕が育休を取得することで対応していくことにしました。(ママも夫婦2人で頑張っていくという意向を持っていました)
育児休暇の期間
僕は3か月の育児休暇を取得しました。
3か月という期間についてですが、現在所属している部署において前例が2件あり、いずれも期間は3か月でした。これが部署の共通認識となっており、僕自身もそこに疑問は持たなかったので、期間は3か月にしました。
上司・同僚の様子
前述の通り、部署の中で「育児休暇を取得」は特殊な例ではなかったため、子供ができた旨を上司に報告した際に、ありがたいことに上司の方から「育児休暇を取得するのか?」という問いかけがありました。
ただ、僕を含めても業務量が110%ぐらいの部署にいたので、休暇の期間中は他のメンバーにしわ寄せがくるのは必至だったため、上司から時折、「今、抜けられたら困るな~」というような発言を受けることがありました。(冗談交じりです。笑)そのたびに「ご迷惑をかけてすみません」というやり取りが発生していました。逆の立場だったらそう思うだろうというのは自分でも想像できるので、そう言われるのは“仕方ないな”ぐらいに捉えていました。
育休中の育児について
我が家では、基本的には2人で協力をして育児を行っていました。
ただ、ママにしかできないこと(=授乳)もあるように、2人育児だからこそ、パパがやった方が効率的な部分もありました。
ミルクを作る・あげる(1日8回、3時間ごと)
ミルクを作って、娘にあげるのは僕の担当でした。我が家は母乳とミルクの混合であったこともあり、ママが授乳しているときに僕がミルクを作りはじめ、授乳が終わるころには程よい温度になっているので、そのまま交代して僕がミルクをあげるというルーティンでした。
新生児期は成長のために大体3時間おきに授乳をする(ミルクをあげる)必要があるため、夜間は僕もママと共に3時間ごとに起きてミルクを作り、ママの授乳後にミルクをあげていました。
おむつ替え
おむつ替えは、当然ですが気づいた方がやるという感じでした。
おむつのつけ方が悪くて、うんち漏れをしてしまったこともありました。いい経験です。笑
寝かしつけ
寝かしつけについては適度に交代しながら行っていましたが、夜間は僕が行っていました。(ママには次の授乳に備えてしっかり寝てほしかったので・・・!)
授乳後にすんなり寝ることもありましたが、げっぷをさせると目がさえてしまうようで、30分~1時間は寝ないことは普通・・・。もっと言うと、次の授乳まで寝ないこともあり、とても疲れました・・・。笑
沐浴
沐浴は基本的に僕が行いました。新生児期はベビーバスを使用し、洗面台で沐浴をしていましたが、乳児期に差し掛かるころにバスマットに切り替え、自分がお風呂に流れで、お風呂場でバスマットに寝かせながら沐浴をするスタイルに変更しました。
育児休暇を取って良かったこと
① 家族との時間を作ることができる
最も良かったことは、家族との大切な時間を過ごすことができたことです。これから迎えるどの瞬間もかけがえのないものであることは間違いないのですが、生まれたばかりの娘との家族3人の時間はとても幸せな時間でした。
② 子育ての大変さを身をもって知ることができる
休暇を取って自主的に育児に参加することで、育児の大変さ、そして育児と家事の両立の大変さを身をもって体感することができました。
もちろん、育児休暇を取得しなくても、休日に子供の世話をすることで子育ての大変さを知ることはできるかもしれませんが、その場合は、普段の仕事の疲れもあり、「手伝っている」という感覚を持ってしまうのではないかと思います。
ぜひ、育児休暇を取得し、夜間も3時間ごとに起きてパパ自身がおむつ替えをし、授乳を見守ってみてください。家事なんてできないぐらい疲れます。日中は常に眠いです。
この経験があるからこそ、仕事に復帰したときに、仕事も頑張れるし、ママが家で疲れきっていても理解できるし、できる範囲で家事をやろうと思えるようになると思います。
③ 自分の価値観を見つめなおすきっかけとなる
これまで10年程働いてきた会社から長期間離れることで自分の人生にとって何が一番大切なのか、自分の価値観を見直すきっかけになりました。
それまでの当たり前=仕事をしていた日常から離れて、自分はどういう気持ちになるのか・・・。
仕事をしたくてうずうずするのか、それとも家族と過ごしている時間に幸せを感じるのか・・・。
その気持ちが、今後の人生の一つの指針になると思います。
なお、僕の場合は
「早く仕事に戻りたい!」とか、そういう気持ちはあまりなかったので、これからの人生は家族との時間を大切にしたいと思いましたし、今の仕事にこだわりはないんだと改めて認識することができました。
④ 新しいことに挑戦できる
多少の時間ができたので、これまではできなかったことに挑戦できました。
育児をするのは言うまでもありませんが、スキマ時間は生まれます。せっかく休暇を取ることができたのであれば時間を有効に活用し、新しい何かに挑戦するもの良いと思います。
(僕の場合はこのブログが最たるものです!)
育児休暇取得の注意点
① 収入の問題
当然なのですが、育児休暇中は働かない分、会社からの給料は出ません。そのため、取得を予定している場合は、ある程度の貯蓄をしておく必要があります。もちろん、ハローワークから手当は出るのですが、振り込みまで数か月を要するため、貯蓄を切り崩して生活をすることを想定しておく必要があります。
また僕の場合はこれまで給与天引きになっていた社会保険料の支払いが別途発生しました。月に数万円です。この支払があることも頭に入れておく必要あるかと思います。
② 思い描いていた生活ができない(ギャップ)
家事ができない
僕は全ての家事をやる前提で育休期間を迎えました。しかし、結果から言うと、新生児期であればあるほど何もできませんでした。理由は単純で、自分も慣れない生活で疲弊してしまうからです。
ママは出産直後であればあるほど、体のあちこちが弱っている状態なので、家事はパパが進んでやるべきであるという考え方には異論はないです。ただ、パパも育児をするとなると「家事の全てをパパがやる」というのはとても現実的ではないので、「育児も家事も2人で協力しながらやる」ぐらいの気持ちでいるとギャップが少ないかと思います。
また、もしこの記事を読んでくださっているママさんがいるなら、パパさんが育児を頑張ってくれているならば多少家事がおろそかになっていても多めに見てくれるとありがたいです・・・!
まとまった自由時間が少ない
僕は、“休暇”という名がついているので、「自由に使える時間が増える!何をしよう?」と色々と想像を膨らませました。しかし現実は甘くはありませんでした。
もちろん、自由な時間は少しはあります。ただ、細切れになっていて、まとまった時間が取れないことが多いです。
基本的には3時間ごとにお世話が必要だし、寝かしつけをしているときは常に子供をあやしているので、自由に時間を使うことはできません。子供が寝たあとに何かをしようにも、1時間後には子供が起きて泣いてたりするので、なかなかまとまった時間を捻出することは難しいです。
まとめ[育児休暇は取得すべきか]
実際に育児休暇を取得した立場からすると、育児休暇は絶対に取得すべきだと思います。
その理由ですが、普通に生活していたのでは経験できないような出来事を経験することができ、1人の人間として成長できると思うからです。
そして取得するならば、その期間は可能な限り長い方がよいと思います。
僕の場合は3か月でしたが、生後3か月ではまだ生活が安定していないので、この時期からワンオペになるのはママにとっても少し不安があると思います。
収入が許すなら、会社的に、業務的に問題ないならば、という障害はあるのは承知の上ですが、家族のことを考えるならば、半年~1年ぐらいの休暇が取れるとベストかなと思います。
冒頭でもお伝えしましたが、僕の育児休暇に対する想いをこの記事に込めたつもりです。
ぜひ、僕の体験を参考に、各ご家庭で育児休暇の取得について前向きに検討していただければと思います!
(本当に育休取った方がいいです!!!)
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