【体験記】妊娠中の奥さんとの向き合い方[パパ視点]

体験記

妊娠中のことを振り返ると、
「あのときこうして良かったな」と思うこともあれば、
「もっとこうしてあげられたかも」と感じることもあります。

初めてのことで正解がわからず、手探りだったからこそ
今だから気づけることがたくさんありました。

この記事では、奥さんの妊娠中に僕が感じたこと・行動したことを時期ごとに振り返りながら、
その経験をもとに、未来のパパたちに伝えたいアドバイスを5つにまとめました。

これからパパになる人に向けたアドバイスとして書いていますが、
同時に、ママにも「パパはこんな風に考えているんだ」という参考にしてもらえたら嬉しいです!

 

時期ごとのママの体調変化

① 妊娠初期(つわり)

ママのつわりは「やや辛そう」といったところでした。
・食事の量が減る。
・吐くほどではないけど食後は気持ち悪さがある
・疲れやすい

友人の話を聞いたところ、
「気持ち悪くてトイレにこもりっぱなし」
「全然食べられなくて〇〇kg痩せた」
などと言っていたのですが、さすがにここまでではなかった印象です。

② 妊娠中期

つわりも落ち着き、目立った症状はありませんでした
・疲れやすい

③ 妊娠後期

お腹の赤ちゃんが大きくなってきたことによる症状が出ていました。
・疲れやすい
・膀胱が圧迫されてトイレが近くなる
・お腹が出てきて寝づらい(態勢)

また一時的に吐き気や食欲不振もありました。(病院にかかったところ胃腸炎のようでした)

④ 臨月

妊娠後期同様の症状はあるものの比較的元気に過ごせていた印象です。
・お腹が張る
・疲れやすい
・膀胱が圧迫されてトイレが近くなる
・お腹が出てきて寝づらい(態勢)

自分(パパ)の考え方と行動

①妊娠初期(つわり)

パパの気持ち:
妊娠は嬉しい!ママ、頑張って!!

■妊娠に対して
赤ちゃんができた!嬉しい!
安定はしていないから不安もあるけど順調に育ってくれるといいな!

■ママに対して
食べる量が減っていたり、食べた後に気持ち悪そうにしていたり、
つわりが少し辛そう・・・。自分にできることはあるかな・・・?

■自分個人の予定に対して
自分は元気だから、ママが極端に体調が悪いとき以外は普通に過ごそう!
友人とも遊ぶし、飲みにも行く!その辺は特に気にしない。
だって自分は元気だから!
でもママがかんばっている分、仕事につながる勉強はしてみようかな?

■夫婦共通の予定に対して
できればママと一緒に行きたい。
だから、まず体調がどうか聞いてみよう。
それで、ママが行けると言えば一緒に行くし、
ママが行けなくても自分が元気だったら・・・

この時期は妊娠がわかったことへのワクワクはあったものの、
妊娠はママのことという意識がありました。
なぜなら、子供と向き合っているのはママだし自分の身に起こる変化がなかったからです。

なので、ママへの配慮に欠ける行動をしてしまっていたと振り返っています。

例えば、
趣味のサッカー観戦について、
試合を観に行くかどうか、ママに体調はどうかを尋ね、
「辞めておく」と言われると残念そうな仕草をしてしまったり

もともと、ママも参加予定だった僕の妹夫婦、甥っ子姪っ子との旅行に
自分だけ参加してしまったり・・・

今思うと、ママだって参加したかっただろうに、
赤ちゃんがお腹にいることで起こっている体調の変化が原因で
我慢をせざるを得なくなってしまった。
妊娠はママだけのことではなく夫婦のことなのに自分事と捉えられずに
ママだけに我慢をさせてしまったことは振り返って心が痛くなります。

ただ、その中でも「家族のために何かしなきゃ」という意識から
仕事関連の資格の勉強を新たに始められたことは自分でも評価できる行動だったかなと思います。

② 妊娠中期

パパの気持ち:
ママの体調が回復してきた!普段通り生活できて嬉しい!

■妊娠に対して
赤ちゃんも安定期に入った!男の子かな?女の子かな?
次の検診でわかるかな?わくわく・・・!

■ママに対して
つわりが落ち着いてきてよかったね!
さすがに激しい行動は無理だけど、
また前みたいにたくさん色んなことしようね!!

■自分個人の予定に対して
ママも元気だし、安心して自分の予定も入れられる!
家族のために勉強は継続しよう!

■夫婦共通の予定に対して
ママの体調が許す範囲で色んなことしよう!

妊娠中期は赤ちゃんも安定期に、そしてママの体調も回復してきたことで
僕の意識としては不安が少なくなって妊娠前の環境に戻ってきたというように考えていました。

この時期に参加した両親学級で食事についての指導も受けていたので
その範囲内で好きなものをたくさん食べましたし
ママの体調の変化には気を遣いつつも、妊娠前に戻ったような生活を続けていました。

泊りでディズニーに行ったり、ママの友人たちとバーベキューをしたりもしました!

③ 妊娠後期

パパの気持ち:
お腹も大きくなってきた。性別もわかったしいろいろ準備しなきゃな~!

■妊娠に対して
性別もわかって産後の生活がイメージできてきた!(うちは女の子)
動くお腹を触ってみたり、お腹に向かって声をかけてみたり、
僕自身も赤ちゃんと交流する時間が増えて嬉しい!

■ママに対して
お腹も大きくなってきた。
トイレが近くなったり、寝づらくなったり、つわりとは違うストレスが多そう・・・。
引き続き、できることはやってあげたい!

■自分個人の予定に対して
子供が生まれたら自由な時間が少なくなる・・・
遊べるのは今だけだから、ママの体調次第ではあるけど自分の時間を謳歌しよう・・・!

■夫婦共通の予定に対して
夫婦2人で過ごせる時間も限られてきたから
たくさん思い出作ろう!
もちろん、ゆっくり、休みながら。

妊娠後期はママの体の変化が目に見えるようになってきたので
僕自身もいよいよだなという意識になってきました。

ただ、その中においても
自分が自由に過ごせる時間も限られる(子供が生まれたら自由な時間は減る)だろう
という意識があったので、自分の時間をどう謳歌するかを考えていました。

そんなとき、ママが体調を崩してしまったのですが
そのタイミングと自分の個人の予定(遊び)が重なってしまって
ママと少し口論に・・・。

「私が体調不良なのだから遊びに行かないでほしい」
と言われ、その時初めてハッとしました。
「自覚と配慮が足りなかった。」と。

その日から僕の意識は180度変わり、ママとお腹のなかの赤ちゃんファーストで
考えるようになりました。
(忘年会シーズンでしたが自分の判断で全部断りました)

また、我が家の場合はこの時期が冬だったため、流行り病の予防として
手洗いうがいは徹底していました。
妊婦さんは市販薬を飲めなかったりするので、家の中に菌を持ち込まないように気を付けていました。

④ 臨月

パパの気持ち:
ママと赤ちゃん最優先!ママの体調の変化には敏感に・・・!

■妊娠に対して
早く会いたいな~!
でもパパが休みの日に生まれてきてね!!

■ママに対して
いよいよ出産だね!
安産のためにウォーキング、ストレッチ、一緒に頑張ろう!!

■自分個人の予定に対して
基本は全部お断り!笑
特別な予定だけはママに伝えて活かせてもらおう。

■夫婦共通の予定に対して
好きなことをして、好きなものを食べよう!
いつ生まれてきてもおかしくないから、2人で居れるときは一緒にいるね!

臨月は完全にママと赤ちゃんモードでした。
仕事があったので、平日は会社でしたが、休日はなるべく一緒にいて、
いつ体調が変化しても対応できるようにしていました。

ただ、お世話になった上司の送別会があり、
それだけはママに許可をもらって参加させてもらいました。
(もちろん1次会で帰りましたよ~!笑)

このときは「出産はママだけのことではなく家族のこと」という意識が強かったため、
安産のための適度な運動(ウォーキング)と安産ストレッチはママと一緒にやるようにしていました。
2人で乗り越えたいという気持ちを一緒にやることで表現していました。

未来のパパに向けたアドバイス

僕の経験を踏まえて、未来のパパに5つのアドバイスを送ります!
(僕ができなかったことも含まれていますが・・・)

① 早めに気持ちを切り替えて配慮ある行動を!

まず、なによりもやってほしいことは気持ちを切り替えることです。
言い換えると、「パパであることを自覚して行動する」ということです。

ママは自身の体に直接変化が出てくるのに対し、パパはそうではないので、
本当の意味で赤ちゃんの存在を実感するのは、自分がパパになったと自覚をするのは、
ママのお腹が大きくなってきてから、
もっと言うとこの世に誕生してからになってしまう恐れがあります。

そうなってしまうと、僕のように妊娠初期などにママに対して
配慮のない行動を取ってしまいがちです。
「自分は元気だから飲み会に行ってくる!」
「自分は元気だから友達と遊ぶ!」
もちろん、これらの行動の全てが悪いわけではありません。
自分が我慢しすぎてしまうと潰れてしまいますからね。

ただ、ママが体調が悪いならば我が物顔で行くのはやめましょう。
(ママが許容してくれるなら良いと思います!)
パパであることを早めに自覚することができれば配慮ある行動もできるはずです。

僭越ながら経験者の僕から考え方を変える方法を伝授します!
それは、
ママを赤ちゃんと置き換える」です。
赤ちゃんと接するように振る舞え、ということではありません。

ママが体調が悪いとき、パパはどうしますか?
(=赤ちゃんが体調が悪いとき、パパはどうしますか?)
多くの人はこの状況で飲みにはいかないと思います。

 

② 手続きは率先!グッズはママをバックアップ!

赤ちゃんが生まれた後の役所の手続きなどの調べものはパパが率先してやりましょう!
実際にパパが手続きを行うならば尚更です。
ママは日々、普段の生活に加えて体調の変化に向き合っています。
そんな状況の中で調べものまで任せてしまうのは酷です。
数少ないパパができることの一つだと思うので率先して調べてあげてください!
(ちなみに僕は任せてしまいました・・・。)

また赤ちゃんグッズについては、
おそらくママが心を躍らせながら選ぶのではないかと思います・・・!
なので、グッズについては大部分は任せて足りないものや不足していることは
サポートする気持ちでいましょう!
ただ、任せっきりは禁物です!笑

 

③ 風邪予防は徹底!

ママが風邪をひいてしまうと、
「合併症をおこし赤ちゃんに影響が出てしまうこともある」という記事を目にしました。
加えて市販薬は妊婦さんが使用できないものが多いです。
つまり、妊娠中に風邪をひいてしまうと普段よりも長期化、重症化しやすいんじゃないかと思います。
ママに安心して生活してもらうためにも風邪の予防は徹底してあげてください。

話は逸れますが、僕が使用している目薬もダメも使えないみたいです。

※私は妊娠中の風邪や薬の使用について専門的な知見はないので記載の情報が正確でない場合があります

 

④ できることは一緒に!

安産のために良いとされるストレッチ、一緒にやりましょう。
もちろんパパが出産をするわけではないので直接的な効果はないですが、
2人で出産に向かっていく姿を行動で示してあげることは
大切なのではないかと思いました。

 

⑤ 家族のために何かに挑戦!

ママは妊娠した時から家族のため(赤ちゃんのため)に日々頑張っています。
なので、パパも何か、家族のために頑張ってみましょう!

僕の場合は「仕事に関連する新たな分野の勉強」でしたが
普段、家事をしないのであれば家事でも良いと思います!

ママが体調が悪い時は、パパに時間が生まれると思いますので、
その時間を使って家族への貢献できる何かに挑戦してみましょう!

 

まとめ

妊娠中は、奥さんの体と心に大きな変化が起きる時期。
そのそばで寄り添う僕たちパパも、
わからないなりに一生懸命に向き合うことが大切だと、今になって強く感じます。

完璧じゃなくて構いません。
ただ、気づくこと・寄り添うこと・小さな思いやりを続けることが、
きっとママの支えになるんだと思います。

ママにとっても、パパにとっても、妊娠期は “ふたりで” 乗り越えていく時間。
この文章が、パパにはちょっとした道しるべとして、
ママには「パパの気持ち」に触れるきっかけとして、
少しでも役に立てば嬉しいです!

コメント

タイトルとURLをコピーしました